英旅行大手トーマス・クック、破産申請 旅行者15万人の帰国作戦が開始

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・23日創業178年の英旅行代理店トーマス・クック・グループは、ロンドンの裁判所に破産を申請した。
・追加の資金調達交渉が合意に達しなかったため、英民間航空局(CAA)は、同社が「直ちに営業を停止した」と発表しました。
・英政府は、政府とCAAが数十のチャーター機を調達して、トーマス・クックに手配して海外に出国している旅行者は全員、無料で帰国させると発表しました。

 

これによって、同社のツアーでイギリスから国外を旅行している15万人以上を無事に帰国させるため、平時で最大規模の帰還作戦「マッターホルン作戦」が開始された。

 

引用元

https://www.bbc.com/japanese/49792020

 

23日、創業178年の英旅行代理店トーマス・クック・グループは、追加の資金調達交渉が合意に達しなかったため、ロンドンの裁判所に破産を申請しました。そして直ちに営業を停止しました。
トーマス・クックは、現在の旅行代理店の礎を作った会社だそうです。そんな会社の倒産によって、トーマス・クックを利用して海外旅行にでかけていた15万人の旅行者を無事に帰国させるために、政府がチャーター機を手配して、海外に迎えの飛行機をとばしました。
トーマス・クックは、古い旅行代理店から抜け出すことができなかったようです。旅行する人が自分でネット予約が取れるようになった環境と、イギリスのEU離脱で不安が広がり、旅行する人が減ってしまったことが原因になっています。
この倒産は、2万2000人の雇用に影響するほど大型な倒産で、今後のイギリス経済にも影響するのではないでしょうか。
また旅行の形が大きく変わっていくことに対応できなかったことは、歴史あるイギリスの会社だから、変革ができなかったのかもしれません。
同じような会社が日本にも沢山ありますので、他山の石として注意しなければいけないと思います。