外国客体験記の掲載で魅力を世界へ 大阪観光局が目指す「訪日客の多様化」、その狙い とは?

https://www.sankeibiz.jp/images/news/180604/cpd1806041615003-f1.jpg

 訪日外国人客が増え続ける中、大阪観光局は欧米や東南アジアからの旅行者の拡大に取り組んでいる。米国人ライターらによる関西旅行の体験記を英語で発信。東南アジアでは旅行博覧会への出展やソーシャルメディアの活用を積極的に展開している。大阪に来る外国人旅行者は中国、韓国など東アジアからが8割近くを占めており、依存度が高いのが現状。訪日客を多様化することで、外交関係に左右されやすい観光産業のリスクを抑えたい思惑もある。

 昨年大阪を訪れた外国人旅行者は過去最高の1111万4千人。このうち中国からは402万4千人と全体の36.2%、韓国からは241万人と21.6%を占める。台湾、香港をあわせるとこれら東アジアからの旅行者は857万5千人と77.1%に上る。関西国際空港発着の格安航空会社(LCC)の運航便が増えたことで、空からの玄関口になる大阪の観光客は増加傾向にある。

 これに対して、欧米とカナダ、豪州は計90万2千人で8.1%。タイやシンガポールなど東南アジアでも107万人で9.6%にとどまる。

 

そこで大阪観光局は、観光客層を広げようと、関西を旅行した米国人ライターらが書いたルポルタージュをサイトに掲載。買い物や食事よりも、旅行先の歴史に関心が高い欧米人向けに神社仏閣や史跡、伝統などを詳しく記している。

 宗教や文化の違いに配慮した食の情報発信も充実。豚肉やアルコールなどの摂取を禁じるイスラム教の戒律に適した食事を提供する店や礼拝できる場所を載せたガイドブックのほか、ベジタリアン菜食主義者)向けのパンフレットの配布も始めた。東南アジアでは現地開催の旅行博への出展のほか、割安で観光地を巡ることができる「周遊パス」の販売を促進。SNS(会員制交流サイト)での旅行体験の発信を呼びかけている。

 観光局はこれらの施策を通じて平成30年度は欧米豪からの大阪への旅行者を前年より計1割増やし、ベトナム、フィリピン、インドネシアからは計3割増やしたい考えだ。

そこで大阪観光局は、観光客層を広げようと、関西を旅行した米国人ライターらが書いたルポルタージュをサイトに掲載。買い物や食事よりも、旅行先の歴史に関心が高い欧米人向けに神社仏閣や史跡、伝統などを詳しく記している。

 宗教や文化の違いに配慮した食の情報発信も充実。豚肉やアルコールなどの摂取を禁じるイスラム教の戒律に適した食事を提供する店や礼拝できる場所を載せたガイドブックのほか、ベジタリアン菜食主義者)向けのパンフレットの配布も始めた。東南アジアでは現地開催の旅行博への出展のほか、割安で観光地を巡ることができる「周遊パス」の販売を促進。SNS(会員制交流サイト)での旅行体験の発信を呼びかけている。

 観光局はこれらの施策を通じて平成30年度は欧米豪からの大阪への旅行者を前年より計1割増やし、ベトナム、フィリピン、インドネシアからは計3割増やしたい考えだ。

 

www.sankeibiz.jp

 

集客大変そう・・・