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2014年9月、SPEED・上原多香子(34才)との結婚からわずか2年後、自宅マンションの駐車場に停めた車の中で首を吊り自ら命を絶った夫のTENNさん。その自死に、上原と俳優・阿部力(35才)の不倫関係が大きく影響したであろうことを、本誌・女性セブンはTENNさんの遺書や上原と阿部のツーショット写真などと併せて報じた。阿部も、2009年に中国人女優と結婚した既婚者だった。

 ネットメディアの中には、本誌が掲載した上原と阿部の肩組みやキス写真以上の「赤裸々なショット」が存在すると報じたものもあった。結論から言うと、掲載した写真はTENNさんのスマホに残されていたもののほんの一部でしかないことはたしかだ。

 しかしどうしても疑問なのが、分別あるオトナが、そもそも不倫という許されざる関係になったことを、あえてリスクのあるツーショット写真という決定的証拠として残してしまうということだ。

 思い返せば、「ゲス不倫」の生みの親となったベッキー(33才)も、アメリカ・ニューヨークでの逢瀬がスクープされた渡辺謙(57才)も、不倫は仲睦まじいツーショットとともに報じられた。演歌歌手との20年不倫をしていた桂文枝(74才)もだし、古くは東国原英夫(59才)や林葉直子(49才)もそうだった。不倫がバレれば既婚者は家庭を失い、シングルの側も訴えられたりという危険性がある。それでも写真を残すことには、「交際しているふたりの思い出」以上の「不倫だからこそ」の甘く危険な理由が存在するようだ。夫婦問題研究家の岡野あつこさんが解説する。

「不倫は周囲に関係性を明かせない分、“写真を撮ったとしても、それをバラしたりはしないだろう”という当事者ふたりの信頼関係が強くなります。反対に、一緒に写真を撮ることを拒否することは、相手をどこかで信頼できていないとか、希薄な関係性であるということを物語るようなものなのです。写真を残すことは“相手を心の底から信頼している”という本気度をお互いが確かめ合う“踏み絵行為”でもあるのです」

『ウルトラ不倫学』の著者で神奈川大学の杉山崇教授(心理学)が続ける。

「肉体だけの割り切った関係、あるいは“未来はない”と自覚している不倫関係の場合には、写真を残したりといったことはしません。それは、あくまで配偶者や家庭が何よりも大事であることを理解しているからです。むしろ不倫相手のことを第一に考え、愛情を深く注いで“不倫成就”の未来を信じているタイプほど、隠さなければと思いながらも写真を撮ってしまうのです」

 抗えない理由は、人間の脳の中を覗いてみてもよくわかる。

「脳の報酬中枢である側坐核に分泌される快楽物質『ドーパミン』が関係していると考えられます。ドーパミンは、興奮状態の高さに応じて分泌量が変化し、人知れぬ恋=不倫をしているかたは普通の恋愛をしているカップルや長年連れ添った夫婦よりもドーパミンが大量に分泌されるんです。すると理性のブレーキが利かなくなり、不倫の確たる証拠となる写真を残すといったリスクを、あえて冒そうとしてしまうのです」(脳科学者の塩田久嗣さん)

 人知れず恋焦がれる関係で始まった不倫も、倫理的にダメとわかっているのに、理性よりもドーパミンによる快楽が勝ってしまい、“忘れ物”を残してしまうということだ。

 いずれの不倫カップルも、まさか後に、“あの時の写真”が流出するなど想像もしていなかったに違いない。

 

引用元

news.livedoor.com

ダメだと分かっていてもドーパミンには勝てませんね。