日本生命保険は、筒井義信社長（６３）が会長に就き、取締役専務執行役員の清水博氏（５６）が４月１日付で社長に昇格する人事を固めた。
週内の取締役会で正式決定する。三井生命保険の買収や海外事業拡大を主導した筒井氏は社長在任が７年に近づき、業容拡大に区切りがついたことから交代で若返りを図る。
清水氏は京大理学部で数学を専攻し、商品開発部長、総合企画部長を経て、現在は取締役専務執行役員として資産運用部門を統括する。日本銀行のマイナス金利政策で国債などの利回りが低下し、保険料の運用が厳しい中、外国債券の運用や海外の開発事業への投資強化を図り、社長候補の一人とされていた。
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