名古屋市は十八日、来月末で閉鎖、移転する名古屋・栄の久屋大通公園内にある「栄バスターミナル」跡地の暫定利用を巡り、来年の東京五輪・パラリンピックと連動してスポーツをテーマに多くの市民が集えるイベント広場とする計画案を公表した。事業者として中日新聞社など五社によるグループを選んだ。広場は来年一月に開業予定。
広小路通の南側で中日ビルと名古屋三越栄店に挟まれた三千九百平方メートルのエリアに、七十メートルトラックと人工芝の広場、円形ステージを組み合わせた「都心の競技場」を整備する。ランニングやスポーツイベントが楽しめ、五輪期間中にはパブリックビューイング(PV)も開かれる。開放的なテラス付きのカフェレストランが併設され、キッチンカーなどの移動車を集めた市場が立つスペースもある。
ネーミングライツによる愛称案は「ミツコシマエ ヒロバス」。バスターミナルの機能は今年四月以降、オアシス21周辺の道路沿いに移される。