大阪に拉致議連 7月設立へ 超党派200人超参加 全国有数規模に

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北朝鮮による拉致被害者の早期救出を目的とした「北朝鮮拉致問題の解決を促進する大阪地方議員連絡会」(大阪拉致議連)が7月に設立されることが分かった。これまでに府議市議、町議ら200人超が参加の意向を表明しているという。全国の拉致議連では参加が都道府県議のみの場合が多く、結成されれば会員数が全国有数の議連となる見込み。

大阪市議はほぼ全員、大阪府議、堺市議は半数以上

 全国の拉致議連を取りまとめる「拉致問題地方議会全国協議会」(事務局・神奈川県議会事務局)によると、拉致議連は昨年4月時点で42都道府県にあるが、大阪にはない。

 拉致被害者の家族らを支援する市民団体「大阪ブルーリボンの会」によると、大阪では15年ほど前に自民党系議員の一部が活動していたが、数年で立ち消えになったという。

 同会は2月、大阪府市や堺市の各議長に拉致議連結成の要望書を提出。議員有志による準備委員会が組織されるなど準備が進められ、5月下旬に府市町村44議会の全議員に議連参加の案内を送付したところ、大阪市議はほぼ全員、大阪府堺市も半数以上が参加の意向を示したほか、その他議会でも自民、維新、公明、共産など会派を超えて参加の動きがあり、200人以上が会員になる見込み。

拉致問題」作文コンクールの参加校わずか1校 「オール逢坂で機運を」

 今後、7月1日に設立総会を開き、会長や役員の選任、規約の決定を行う。

 大阪では、政府が昨年実施した中・高校対象の拉致に関する作文コンクールで府内の参加校が94校中1校のみだったり、拉致被害者を描いたアニメ「めぐみ」を教材として使用する学校が少ないなど、拉致問題に対する意識が高いとは言い難い現状がある。

 発起人代表を務める吉田利幸(としたか)府議(自民)は「拉致被害者を救うことは人権と国の主権を守ることそのもので、各議会でも会派を超えて理解が得られるはず。より多くの有志を集め、オール大阪で、拉致問題解決への機運を高めていきたい」と話している。

 

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