・資本金1円で法人を作ることは可能だが、この場合資金調達が難しい。
・手軽さという意味で「1円起業」と同様落とし穴になりがちなのが、バーチャルオフィス。働き方が多様化し、起業するといってもかならずしもオフィスを必要としなくなっている一方で、会社設立には住所が必要である。
・起業家に多い失敗として「プロダクトアウト」で起業してしまうことをあげている。
「こんなビジネスをやりたい」という情熱は大切だが、情熱だけでうまくいくものでもない。起業で成功するためには、心に描いているビジネスやすでに始めているビジネスを、持続可能かつ収益性の高いものにアレンジしていく必要がある。
昔とは違い、今は法的には「資本金1円」で起業ができます。起業へのハードルは確かに下がっていますが、だからこその落とし穴もあります。資金の調達、オフィスなど実際にかかるお金がたくさんあります。
また、起業するにあたりプロダクトアウトに陥りやすいとのこと。
つまり売り手側が売りたい商品やサービスを市場に提供していくという方向性のことです。
でも、自分の作る商品に自分が惚れこんでいないと始まらないと思います。例えば、カップラーメンにしても最初は誰もが無理と思っていましたが、作り手は絶対にこの商品は売れるとの信念を持っていました。
社会のニーズにあっているかを判断が必要とのことですが、それでは新しい商品は生まれません。
今の社会のニーズにあっていなくても、いつか社会が変わって、ニーズが生まれてくるかもしれないからです。
いわゆる社会のニーズを生み出す気概が必要な場合もあると思います。
それが、起業の成功につながるかどうかは、運次第かもしれません。