性問題、逮捕歴、手術4度…どん底から復活

 

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オーガスタ(米ジョージア州)角田直哉】14日にオーガスタ・ナショナルGCで行われた男子ゴルフのマスターズ・トーナメントで、タイガー・ウッズ(43)=米国=が2005年大会以来、14年ぶりに勝者の証しであるグリーンジャケットに袖を通した。度重なる故障や私生活のトラブル――。一時は引退もよぎったが、逆境をはねのけ、強いタイガーが戻って来た。

 最終日に決まって着る真っ赤な勝負服のウッズが18番で優勝を決めるパットを沈めると、両手を空に突き上げた。「また第一線で優勝できるとは想像していなかった。マスターズで優勝できて最高だ」とウッズ。グリーン奥で長男のチャーリーアクセルさん(10)、長女のサムアレクシスさん(11)らと抱き合い、喜びに浸った。

 「勝つ必要があるわけではないが、もう一度、勝ちたいんだ」。ウッズは大会前からビッグタイトル獲得を渇望していた。メジャー制覇は08年全米オープンが最後。その後は腰の故障などに苦しんだ。09年に女性問題の発覚、17年には鎮痛剤などの影響下で車を運転したとして逮捕されるなど私生活のトラブルで栄光に泥を塗った。

 それでも表舞台から遠ざかった時間がかえってゴルフへの思いを強くした。計4度の腰の手術などを経て、昨年1月に米ツアーに本格復帰。全英オープン、全米プロ選手権とメジャー2大会続けて優勝争いに加わり、9月の大会で5年ぶりにツアー優勝を飾った。「まだ勝つことができると確信できた」

 長引くけがはゴルフへの向き合い方も変えた。「昔のように一日中、練習はできない。さまざまな課題の中でポイントを絞り、効率的に練習している」。43歳という年齢も加味して量から質へと練習法を転換。「この1年でだいぶゴルフがうまくなったよ」とおどけて笑う。

 コース全体を取り囲んだ多くの観客からは「タイガー」コールと、称賛の拍手が鳴りやまなかった。ウッズは言う。「もっとうまくなりたいし、もっと勝ちたいと思ってプレーしている」。華麗なる復活劇の完結は、新たな伝説の始まりでもある。

 

引用元

https://mainichi.jp/articles/20190415/k00/00m/050/070000c

タイガー・ウッズ帰り咲きましたね。

やはり格好いいですね。