コンサルタントに任せるな

 

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マナーが大切な営業や接客。その相談を受ける側のコンサルタントが上から目線のデリカシーがない人でいいはずがありません。しかし、無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者で人気コンサルタントの中久保浩平さんは、そんなタイプの人間と出くわし驚くことも少なくなかったと言います。中久保さんを愕然とさせたのは、一体どんなコンサルだったのでしょうか。

マナーがないヤツに営業や接客、サービスの指導などできない

今回は、上から目線の偉そうなコンサルタントについてお話しします。コンサルタントに相談や依頼をする前に、あるいは、コンサルタントから成功するためのノウハウを学ぶ前に、ご参考くだされば幸いです。

時々「あんた何様?」というような人と出くわします。

以前、とある会合で営業コンサルタントを名乗るKさんという方に初めてお会いし、名刺交換をしていたときのこと。僕の名刺には「営業・マーケティング 戦略コンサルタント」という肩書が書いてあります。それを見て

K 「へぇ~、営業やマーケティングのコンサルやってるんですね」
 「そうなんです、細々とやらせてもらってます」

と応えると、一瞬、間を貯めて

K 「ところで、どんなノウハウを持ってるの?」

と返してきました。

 「僕は、ノウハウなんて持ってませんよ。それどころか、そんなものは必要ないと思ってます」

と返すと、苦虫を噛み潰したような顔をして

K 「それじゃダメだよ。ノウハウを提唱するのがコンサルでしょ?よくそれでやってるね

と完全に上から目線。その後続けて、

K 「ちなみに、私はね、売上を上げるためのトークやセールスレターのノウハウはたくさんあるよ。引き出しがたくさんね。たとえば…」

と、そこからいかに自分は凄いんだということを得意気に話してくれました。全く興味のなかった僕は右から左状態。内容すら覚えてません。ひとしきり、凄さの説明が終わった後、K氏は、会合を取りまとめている偉いさんが会場に現れたかと思えば「これはこれは」と言って、その場から立ち去って行きました。

その彼は、マーケティングコンサルタントを名乗る人でした。僕の名刺を見て、

 「へぇ~、コンサルやってんだ。クライアントはどんな感じのところ?」
 「色々です。中小企業の経営者さんもいれば、個人事業もあるし、大手のマーケティング部なんてところもあります」
 「あっ、そう。じゃぁだいたいはいけるんだ。俺も忙しいからさ、何かあったら仕事振ってもOKね」
 「……」

空いた口が塞がりませんでした。「だいたいはいけるんだって何がやねんで、その彼は、その後他にいた経営者や起業家の人達の所に行き、彼等の持っていたチラシや広告を見ては、「なるほどねぇ~。これじゃ導線がねぇ~」とかなんとかブツブツ言っている。もう完全に上から目線。「お前何様やねん!」ですよ。こんな人間に相談しているクライアントがいるのかと思うととても不憫でした。上から目線で、偉そうにして自分の凄みを見せたいのかなんだか知りませんが、最低限のマナーすら守れない人間にコンサルタントなんて務まるわけがないのです。

また、そうした人間に限って、有名人や著名人の名前を出して、誰それさんを知っているというのです。前者の営業コンサルタントを名乗るKさんも後者のマーケティングコンサルタントを名乗る人も有名人の名前を出して、「先日、○○さんと会ったんですよ。とても気さくでね」なんて言ってました。だからなんやねん!です。こういうのをほんとに胡散臭いというんだろうな、と勉強になりました。僕は絶対、こうはならないぞ、と。

ということで、上から目線で偉そうな人は、マナーを知りません。マナーを知らないコンサルタントお客様と接する営業やマーケティングコンサルタントなんてできるはずもないのです。いくらノウハウやテクニックだとか言われても説得力もなにもありません。まぁそんな人は少ないことを祈りますが…。

コンサルタントは「先生」と呼ばれることもありますが、「先生」ではありません。先生ではなく、マラソンでいう伴走者であり、相談相手となるパートナーです。コンサルタント先生扱いしないように注意しましょう。「先生扱い」することで、勘違いするコンサルタントもいるのです。

 

引用元

https://www.mag2.com/p/news/384256/2

上から目線のコンサルタントって多いですよね。

確かに動きたくなくなってしまいますね。