銀座ママを25年やって気がついたこと

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なぜ成功している方は、好き・嫌いで仕事と取引相手を選ぶのでしょうか。夜の銀座で25年という年月を過ごしてわかった夢を叶える人の特徴をお伝えします。(『銀座ママ日高利美のメールマガジン「銀座の教え」』)

※本記事は有料メルマガ『銀座ママ日高利美のメールマガジン「銀座の教え」』2018年10月17日, 10月10日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:日高利美(ひだか としみ)
1975年生まれ。18歳で銀座のママになるべく銀座で働き始める。多くの一流ビジネスマンを接客することで、一般常識とマナー、気配りの大切さを学ぶ。26歳で銀座のクラブのオーナーとなり、現在は複数の会社を経営する実業家として活躍中。ライフワークとして、米国ロサンゼルス、シリコンバレーシンガポールでの海外公演をはじめとし、国内では企業の経営者や就職活動中の学生に対する講演から女子力アップセミナーまで、幅広い世代に向けたセミナーの講師を務める。

好き嫌いで判断、相談相手がいる…成功者が共通して持つ資質は?

成功者の共通点その1:好き嫌いで仕事している

私が夜の銀座で出会った成功している人、経営者の皆さまの共通点のひとつに、「好き嫌いで仕事している」という特徴があります。

例えば、何かを購入する場合、同じ品物を売っている人がいて、ひとりが好きな人、もうひとりが嫌いな人なら、どちらと取引しますか?

私なら自分が好きな人と取引します。

社会人になると、好き嫌いで人を評価するのは良くないことだと言われることもあります。しかし、本当にそうなのでしょうか?

「第一印象」も好き嫌いから

人は普段から好きか嫌いで様々なことを判断しているように思います。

ここで言う成功している人や経営者の人に共通している「好き嫌いで仕事している」という意味は、「仕事の内容を個人の好き嫌いで選り好みをしている」とか、仕事関係の人を好き嫌いで判断して「態度を人によって変える」という意味ではありません

「仕事に好き嫌いを持ち込まない」ということは、社会人としてよく言われていることだと思います。

ですが…、例えば「第一印象」。

第一印象は、3~5秒で決まるという説や、7秒・15秒で決まるという説もあります。私は、その人が目に入った瞬間に第一印象は決まると思っています。そして、最初に感じた印象は、その後も変わりづらいものです。

また、最初の印象は良かったり悪いものではなかったのに、お付き合いを継続していくなかで変わっていくこともあります。

成功している人や経営者の人達は、今までのご自身の経験から勘も大切になさっています。だからこそ「なんか好き」「なんか嫌い」という感覚も大切にされています。

もちろん、社内でも社外でも仕事が円滑にいっている場合は、嫌いな人とでも仕事は仕事と割り切ってお仕事をなさっています。

その人のことが好き嫌いで判断していると言うよりも「信念が共感できない人とは一緒にいたくない」というのが正しい言い方かもしれません。

成功者は「信念が共感できる人」と付き合う

先日、私のお店に昔からみえて下さっているお客様が、私と初めて会った時のことを話してくださいました。

「僕が利美ママのお店にまた来ようと思ったのは…、

利美ママはどうして銀座で働こうと思ったの?って聞いた時に、『10歳の時に仲の良かった友人のお母さんが自由が丘にあるクラブで働いていて、その彼女に憧れて夜の仕事をしたいと思った』って話を聞いたことと、

『テレビを観ていて夜の世界は銀座が一番だと聞いて、銀座で働こうと思った。こうしてお店を出すようになったけど、私がこのお店で飲んでいて楽しくなくなったらいつでも閉める…だって、私が楽しくなかったら、みえてくださっているお客様も働いているスタッフも楽しいはずがない』って言ったからだよ。

お金を稼ぐために夜の仕事をしているとか、そういう理由じゃなかったから。この子、面白い子だなぁ…って、また来ようと思ったんだ」

と話してくださいました。このエピソードは信念とまで言える内容ではないですが、私の言動に共感してくださり、長いお付き合いをさせて頂けていたのだと知った出来事でした。

成功している人や経営者の方は「信念が共感できる人と仕事がしたい」。だからこそ、相手が持っている信念に共感できて、「この人、好きだな」と思うか、「この人、嫌いだな」と思うかで仕事を選び、人を選んでいらっしゃるのだと思います。

成功者の共通点その2:相談相手がいる

私が夜の銀座で出会った成功している人、経営者の皆さまの共通点のひとつに「相談相手がいる」という特徴があります。

経営者だったり、会社でそれなりの役職についていると、事業をしていく中での課題を見つけ、選択肢を考え、判断、決断しなくてはなりません。

人材の確保や資金繰り、金融機関との付き合い、経営方針、社会的な責任…。社員やその家族、自分の家族、自分自身のこと…。日常的にプレッシャーを感じながらも様々な悩みと向き合い、ひとつひとつ解決していらっしゃることと思います。

大抵の経営者や経営陣、経営陣に近い人たちは、悩みを相談できる相手はそう多くないようです。

同じ会社に勤める間柄でも社員とは立場が違うので、見えているものや感じていることが違います。家族で一緒に事業をなさっている場合でも、なかなか相談しづらかったり、また、夫婦が同じ職場で働いている場合でも、仕事の話や悩みを家庭に持ち込むと上手くいかない場合が多いようです。

仕事の関係者の場合は、相手がお客様だったり、取引のある業者さんだったりすると、会社の信用や利益とつながってくるので本音を話せないものです。

相談相手は厳選するべき

かくゆう私も、いくら仲が良くても銀座の人や同業者の人に自分のお店の悩み事を話すことはありません

銀座の人や同業者に限らず、自分が言葉にして人に話したことは、「ここだけの話ね」とか「内緒ね」と付け加えたとしても、話した人以外にも伝わるものだと考えるようにしています。

ですので、話す人を厳選するようにしています。

成功者は誰に相談する?

成功している人や経営者の皆さまが悩みを話す相手は、基本的に同じ立場の人になさっているようです。

経営者や社長、役職がある同じ立場の人なら、背負う責任の重さを理解できます。また、失敗から学んだ人、経営で成功体験をしている人に話し、アドバイスをもらうのもいいでしょう。

どちらにしても、話すと元気が出て自信と行動する勇気を与えてくれる…そんな相談相手がいらっしゃる方が、成功している人や経営者の方にはいらっしゃいます。

もちらん、業界や立場が違っても気の置けない友人に話すだけで、気が楽になることもあると思います。

ひとりで考え続けていても、なかなか新しい視点で物事を考えることは難しいですが、話を聞いてもらっているうちに、自分で解決策を見い出すこともよくあります。

追いつめられると冷静な判断ができない

人は誰しも精神的に追いつめられると冷静な判断ができなくなります。追いつめられる前に考えて行動することが大切です。

そのためにも「時間」と「お金」に余裕を持つこと。人生は大なり小なり選択の連続…いつまで経っても悩みは尽きません。

ですから、悩みを抱え込み過ぎないことを心掛け、相談することが大切なのだと思います。

引用元

https://www.mag2.com/p/money/547829

確かに好き嫌いで仕事はしたいかもしれないですが、難しい部分もありますね。

正直、今の社会は厳しい部分もあるのかもしれません。