コンサル社長、フジタ側に賄賂を強要

https://public1.potaufeu.asahi.com/689e-p/picture/12970525/c4b7770a4ee5a3bd384c3049e272e859_200px.jpg

 

国土交通省豊岡河川国道事務所(兵庫県豊岡市)発注の北近畿豊岡自動車道のトンネル建設工事をめぐる汚職事件で、収賄容疑で兵庫県警に逮捕された同県養父(やぶ)市のコンサルタント会社社長、渡辺健児容疑者(50)が贈賄側の準大手ゼネコン「フジタ」(東京)側に対し、強引に賄賂を求めた疑いのあることが28日、捜査関係者への取材で分かった。県警は渡辺容疑者が立場の優位性を悪用したとみて捜査。同日、豊岡市内の工事現場の事務所などを家宅捜索した。

 これまでの調べでは、渡辺容疑者は昨年7月~今年5月、工事で何らかの便宜を期待するフジタ側から、現場に派遣したコンサル会社事務員の女性の給与を含む労働者派遣契約料の名目で、十数回に分け計約330万円の賄賂を受け取ったとされる。

 捜査関係者によると、フジタ側は今回の現場で女性を事務員として直接雇用しようとしたが、渡辺容疑者は事務員の給与との差額を中抜きする前提で、コンサル会社を通じた労働者派遣の体裁をとるよう執(しつ)拗(よう)に要求。契約料の形で賄賂を支払わせたとみられる。

 コンサル会社は、公共事業に民間を参入させる「公共サービス改革法」に基づき、大阪市内の元請け会社を通じて同事務所が実施する工事監督の支援業務を受注。同法の規定で現場責任者の渡辺容疑者は「みなし公務員」の立場だった。

 

www.sankei.com

 

わるいことってすぐばれますよね