Twitterがクソリプ対策に乗り出す。サービスに悪影響のあるツイートを隠す機能を計画中

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リプライを対象とした機能で、アルゴリズムによって特定のユーザーのツイートが表示されにくくなります。対象となったツイートは「もっと返信を見る」ボタンを押さないと見れなくなります。また、対象になるユーザーのツイートは検索にかからなくなるとも。

TwitterのVice PresidentであるDel HarveyがSlateに語ったところによると、主にツイートについたいいねやコメントの数と、当該アカウントが受けた苦情やブロック等の数を比べて、対象とすべきか否かを判断する模様。

初期テストでは、検索結果からの通報が4%、リプライからの通報が8%減ったとのことですが、この数字って多いんですかね…? HarveyはTwitter社のブログで「この影響を受けるのは、全Twitterユーザーの1%未満」と語っています。とはいえ、Twitterのアクティブユーザーは2017年末に約3億3000万人、300万以上のユーザーとbotを直撃することになります。実際にこの機能が実装されてみないとその影響のほどはわかりませんが、対象となるのは相当悪意のあるツイートな気がします。すべてのクソリプがこの世から根絶されるわけではなさそう。

一方で、Twitter社は慎重な姿勢も見せています。一見良いことに見えますが、アルゴリズムを利用して特定のユーザーに不利益を与える行為です。外部からはその判断の妥当性が判断しづらく、ユーザーの理解を得にくい可能性があります。The Vergeには「Twitter社はこの点を意識していて、アルゴリズムがどのような判断を下しているかわかるようにするため、投資するつもりだ」というTwitterのCEO・Jack Dorseyの発言が記されています。

Twitter社が健康的な会話を妨害するようなツイートをかなり問題視しているのは間違いありません。「Twitterのポリシーに違反するわけではないが健康な会話にネガティブな影響を及ぼす妨害的な行動にどうすれば積極的に対処できるかが私たちにとっての課題」とはHarveyの言。Dorseyも「暴言や嫌がらせを受けている人々の重荷を取り除きたい」とThe Vergeに語っています。

影響範囲によっては議論を呼びそうです。気持ちよくTwitterしたいだけなんですけどね。

 

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