自らのInstagramに、24枚の自撮りを投稿した女性。
いろいろな男性と映っていますが、女性はどの写真でも『嫌そうな表情』をしています。
ぱっと明るい男性の表情とは対照的に、眉根をひそめる女性…その表情について、彼女はこのようにメッセージをつづりました。
「このアカウントは、日常で女性がいかに物として扱われているかを知ってもらいたくて作りました」
嫌そうな表情で、男性と自撮りする女性の『真意』
女性によると、投稿されたこれらの写真は、1か月間で『ストリート・ハラスメント(ストハラ)』をしてきた男性との自撮りだといいます。
【ストリート・ハラスメント】
『キャット・コーリング』とも。
街を歩いている女性に対し、ニヤニヤしながら口笛を吹く、身体についていやらしいことをいう、卑猥な言葉を投げかける…といった行為をすること。
アメリカだけではなく、世界各国で問題になっている。
いわゆる『ナンパ』とは異なり、女性への性的な嫌がらせに近い行為とされています。
彼女が迷惑だと感じているにもかかわらず、唐突に声をかけてきたのが、写真の男性たち。
それぞれの投稿には、「後ろから近づき、道を塞いだ」「『ねえ、キスしない?』と声をかけられた」など、ストハラの経緯が書かれています。
女性が伝えたいこと
カメラに視線を向ける男性たちは、いずれも笑顔です。中には、親しげに女性の肩に腕を回す人もいます。おそらく、彼らには『迷惑な行為』だという意識がないのでしょう。
また、オランダのメディアによると、男性たちは1人も写真を撮られることを断らなかったのだそうです。
女性は、ストハラが迷惑行為であることを知ってもらうため、今後も世界中の被害者と『#dearcatcallers』のタグで写真を投稿し続けていく予定とのこと。
ストハラを受けた相手がどんな気持ちになるのかを彼らが知り、嫌な思いをする女性が1人でも減ることを祈るばかりです。
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