六本木にAAP(アホアホパワー)コールがとどろいた! ウルフルズ感動の東京ラストライブ一部始終

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8月29日(土)、30日(日)に行われるライブ“ヤッサ”を最後に活動休止を発表したウルフルズが10日、東京では活動休止前ラストとなるフリーライブを行った。詳細をライブ当日に発表したにもかかわらず、会場の六本木ヒルズアリーナには先着1000人のみが入手できた整理券対応エリアを含め、3500人を超えるファンが集結した。

大きな拍手と歓声に迎えられメンバーが登場し、「ガッツだぜ!!」「バンザイ~好きでよかった~」と大ヒット曲を立て続けに披露。ボーカルのトータス松本が「今日は特別なライブに集まってもらって本当にどうもありがとう。大阪から出てきたバンドなんですけど、まさかこんな大都会の六本木でライブをやろうとは想像もしていませんでした」と話し始めると、会場は一気に静かに。「俺がなんかいいこと言うと思ってるやろ。別にいつもと一緒です」と言いながら、隣のビルや六本木ヒルズ内のほかの階から見ている人を見つけて「あ、あんなとこからも見てる! 俺を狙撃しないでください(笑)」と、しんみりなりそうな雰囲気を独特のトークで和ませた。

そして、ギターのウルフルケイスケは「ありがとう! 21年ウルフルズをやってこられたのは、みんなのおかげです。本当に感謝してます」と会場を見渡し、「休みます! ワガママです! 甘えます! 本当にスケールアップして、またみんなに会えたらいいなと思ってます。今日はね、目いっぱい、みんなでウルフルズを楽しもう!」と話し、ベースのジョン・B・チョッパーは「いいこと言おうと思ってたんですけど、何も思い浮かばへん。音、4人で出して…バンドはいいなぁと思います。またやれたらなと思います」と感無量の様子。ドラムのサンコンJr.は「突然のライブの知らせでこんなに集まっていただいて、ありがとうございます。今後のウルフルズの活動のために活動を休止する、ということで…。こうして、目の前にいるんで、今日は精いっぱいライブを楽しんでください!」とそれぞれファンにメッセージを送った。

ライブはトータスの「金の切れ目は!」の声に「縁の切れ目」というコール&レスポンスで始まる初期の代表曲「借金大王」や「あの娘に会いたい」のほか、「笑えれば」「サムライソウル」「ええねん」など、ウルフルズならではの男気や温かさを感じるナンバーでは、一緒に歌い、手を振って盛り上がりながらも涙ぐむファンの姿も見られた。

トータスは、活動休止について「ドラマとかソロとかやって、俺が誤解を招くような仕事っぷりですいません。4人で音を出すのは楽しい。でもこれをこの先何十年もやっていくかというと、自信ない。だからちょっと休ませてもらいます」と言葉を選びながら説明。その上で「解散と言わへんのは、4人ともウルフルズが好きというのがある。このまま世の中が、楽しくないこととか景気が悪いとか…そういうのが続いてね、“ウルフルズがここで出な、どうするんや!”っていうときになったら立ち上がる…そういうつもりです」と、ウルフルズへの愛情とこだわりが感じられる発言が印象的だった。

本編が終わると、会場にはウルフルズ名物の“AAP(アホアホパワー)コール”が鳴り響き、メンバーが再び登場。トータスは「男も40になったら、腹くくって生きていかなあかんなと思うねん。こういうとこでビシッと決める言葉を言えたらいいなと思ってたけど…まだその能力がないみたいです。復活する時には、シビれるようなあいさつをします!」と宣言。そして「最後に、ずっと歌ってきた歌を歌います」と名曲「いい女」へ。曲の途中には「言葉にしきれない、ありがとう」と歌うアドリブも見せた。

その後、さらに大きなAAPコールに応えてもう一度現れた4人は全員に向けて深々とお辞儀。会場からは「ありがとう!」という声がずっと飛んでいた。その後4人が立ち去り、閉演のアナウンス後もなお鳴りやまないAAPコールの中、今度はトータスが1人で登場。「今俺が一番やりたいことやっていいですか?」と、ソロ名義の曲「明星」をアコースティックギターで熱唱。ウルフルズ活動休止と向き合い、ソロ活動に向かうトータス自身の決意表明とでもいうように、オーディエンス1人1人へと力強い歌を届けた。

なお、このフリーライブの模様は、7月15日(水)放送の「SONGS」(NHK総合ほか)でオンエアされることが決定している。

 

引用元

news.livedoor.com

 

さぞ盛り上がったことでしょう!